企業が商品やサービスを販売する際には、活字媒体やインターネットの広告を、またテレビCMなどのメディアを利用するのが普通です。
しかし、ただ闇雲に押し付けがましく宣伝するのは逆効果であることはよく知られていますので、最新のマーケティング理論や心理学的な手法を取り入れて、広告を閲覧する沢山の人々を当該商品やサービスの見込み客にしていこうという視野があります。
有効であるからこそこうした手法を取り入れる訳ですが、企業だけではなく、アフィリエイトを行なう際にも非常に有効です。
そのため可能であれば試してみない手はありません。
むしろ名もなき個人であるアフィリエイターがこうした有効な手段を講じれば、大企業のようなネームバリューが背景になくとも、インターネットの世界では大きな力になります。

ペルソナとは何か

今日企業が行なう手法のひとつに、ペルソナという概念があります。ペルソナとは英語のパーソン(person)の語源にもなったことばであり、仮面のことです。古典劇で役者が被っている仮面を指し、転じてある特定の人格的モデルという意味合いで今日使われることが多いことばです。
ペルソナはマーケティングにも大いに活用されています。
企業が宣伝活動を行う時、有名人を起用することが多いです。
そしてその有名人は、商品やサービスのイメージに合致していることが重要です。
そして更には、広告には、特にテレビCMにみられるようにストーリー性が持たれています。
こうした宣伝に接した消費者の中に、そのモデルの特徴が自分に似ていると気づいた場合、その人は当該商品やサービスが自分のような存在のためにあるのだと考えるようになります。
そして更にこの商品やサービスを購入しなくては、という気分になるのです。単にその有名人のファンだから、というだけではなく、ペルソナの考え方が活かされています。

ハロー効果とは何か

ハロー効果とは、同様に心理学における認知バイアスに由来する概念です。その内容とは、ある対象を評価する際に、目立つ特徴の印象に作用されて、他の要素の評価を正しく行えなくなる現象のことです。
この効果にはポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果の2つがあります。前者においては、ある特定の要素を高く評価する時に、それとは別の要素も高く評価したくなる現象です。後者はその反対で、ある特定の要素を低く評価する時に、それとは別の要素も同様に低く評価したくなるという現象です。
いくつかの例を以下に挙げてみます。
(1)Aさんは超一流大学の出身です。そのため人々は、Aさんという人の仕事ぶりを具体的には何も知らなくても、学歴の印象に左右されて彼自身が一流のビジネスパーソンであると認識します。
(2)語学に長けているということとビジネスの現場で力を発揮するということは本来無関係ですが、TOEICで900点以上を取得したBさんは、その英語力を買われて海外赴任を命ぜられ、活躍が期待されています。
(3)Cさんは、非常に円満で人に好かれる人格ですが、彼の父親が地域で評判の悪い人であったがために、Cさん自身は正当な評価が得られません。
(1)と(2)はポジティブであり、(3)はネガティブということになります。

アフィリエイトを行なう人はここから何を学ぶべきか

あなたがアフィリエイトを行なう際に、ただ闇雲に作業をしてもなかなか結果に結びつかないはずです。それならば、大企業でさえその広告活動に心理学やマーケティング学の知見を応用しているのですから、無名の個人であるあなたは更に有効な手だてを打つべきです。
先述のペルソナやハロー効果を有効活用することを考えてみましょう。

偶然の閲覧者を見込み客に転じさせる

これらのテクニックを用いれば、インターネットの世界で通りすがりにあなたのブログなりに立ち寄った人が、ああ、この商品を購入したいな、と考えるようになるはずです。
例えばダイエット関連の商品のネットでの販売事例としては、サイト主催者自身がこの商品を使ってどのように減量したかを詳細に示しているケースがあります。
こうした物販サイトに立ち寄る人はダイエットへの関心が強い可能性が高いので、そこで語られる減量の経緯について、自分にも効果がもたらされるのではないかと考えるようになります。
つまり見込み客に転じた訳です。

まとめ

大企業などのネームバリューを背景に持たない個人がアフィリエイトをするのは決して簡単なことではありません。そして大企業でさえ宣伝には心理学を用いた様々なマーケティングテクニックを駆使しているのですから、アフィリエイトの世界でもこうした知見を大いに活用すべきです。
その結果インターネットの世界で偶然サイトやブログを訪れた人が、そこで語られるストーリー性を自分自身に見立てて、なるほどと購入するようになるのです。これは有効なテクニックを活用した結果、偶然の来訪者が見込み客に転じるということなのです。